脊髄腫瘍の症状・原因・治療法|背中の痛み・腰痛の症状からわかる病気一覧

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脊髄腫瘍の症状・原因・治療法

脊髄腫瘍の症状

 脊髄腫瘍の症状は主に背中の痛みを伴い、背骨の内部に存在する中枢神経やその周辺組織に腫瘍が発生する病気です。

通常はゆっくりと病状が進行し、背中の痛みを伴う自覚症状が現れた段階には既に腫瘍が大きくなっているケースが多く見られます。脊髄腫瘍の多くは良性のもので数ヶ月~数年にわたって進行していきますが、悪性であれば急速に症状が進む場合があります。

代表的な症状としては、背中の痛みや手足の痺れ、また腫瘍が大きくなれば排便や排尿困難を伴うことがあります。

筋力の低下や筋萎縮が発生することがあり、それに伴い運動障害が起きます。さらに進行すれば呼吸障害を引き起こすこともあります。

痛みの特徴としては、腫瘍の発生部位に鈍痛が起き、身体を動かせば神経に沿って痛みが放散する等が挙げられます。

また、腫瘍が発生する部位によって症状が異なり、頭部に近い箇所に発生すれば腕を中心に感覚障害が起きやすく、腰に近い箇所であれば足に違和感が出やすくなります。

脊髄腫瘍の原因

 脊髄腫瘍の原因には先天性のものと後天性のものがあり、また遺伝的な要因が絡んでいるという見解もありますが、正確な原因は今のところ解明されておりません。

脊髄は軟膜やクモ膜に包まれており、さらにそれらを硬膜が包み込んでいます。その硬膜の内側に発生する腫瘍を硬膜内腫瘍といい、硬膜の外側に発生するものを硬膜外腫瘍と呼びます。

脊髄腫瘍の多くは脊髄に直接発生する硬膜内腫瘍で良性のものですが、乳がんや肺がん等他の部位に発生した悪性腫瘍が脊髄に転移して引き起こされるケースもあり、この場合は硬膜外腫瘍に至ります。

脊髄腫瘍の治療法

 脊髄腫瘍の治療法は、まずは検査としてCTやMRI等の画像検査を行い脊髄腫瘍の可能性を診断します。また、より正確な診断をするため病理組織を採取して顕微鏡検査で腫瘍を確認します。

腫瘍摘出が可能であれば外科的な処置が行われますが、腫瘍全摘が困難であれば抗がん剤による化学療法や放射線療法により治療を進めて行きます。

また、腫瘍の進行状況により脊柱が不安定になれば脊柱を固定する施術を行い、また痛みをコントロールする処置が中心になる場合もあります。

良性の脊髄腫瘍であれば外科的に腫瘍を摘出することで治癒が期待されます。一方、悪性の脊髄腫瘍の場合は根治させることが困難であるため、痛みのコントロールの他、生活の質を限りなく保ち続けられるよう、病状と体質に応じて主治医を中心に治療計画が立てられます。

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